世界最高峰のスポーツカーといえば、ドイツカーブランドのポルシェ。
ポルシェスポーツカーの誕生から70年の歴史を持ちますが、2018年度上半期では過去最高の販売記録で、2009年から9年連続で年間販売台数が増加しており、ポルシェの人気は衰えをみません。
ポルシェの現行車は、ポルシェ代表モデル「911」、ポルシェ初のSUV「カイエン」、オープンカーの「718ボクスター」、2シータークーペの「718ケイマン」、ポルシェ初の4ドアサルーンの「パナメーラ」、ミドルSUVの「マカン」があります。
とくに、2018年で販売が伸びたモデルが、4ドアスポーツカーのパナメーラで、911、マカン、カイエンも伸びをみせています。
そんな人気が高いポルシェですが、売却するとどのようなリセールバリューになるのでしょうか?
ポルシェのモデル別に査定価格の事例をまとめてみましたのでご紹介します。
【査定価格事例】 ポルシェ 911
911 【査定時期:2018年9月~2019年1月】
年式 | グレード | ボディカラー | 走行距離 | 査定価格 |
2017年 | 911カレラ | ホワイト | 0〜1万km | ¥10,728,000- |
2016年 | 911カレラ | ブルー | 0〜1万km | ¥8,488,000- |
2015年 | 911カレラ | ホワイト | 1〜2万km | ¥8,088,000- |
2014年 | 911カレラ | ホワイト | 1〜2万km | ¥7,154,000- |
2013年 | 911カレラ | グレー | 1〜2万km | ¥7,724,000- |
2012年 | 911カレラ | 紺 | 2~3万km | ¥7,333,000- |
2011年 | 911カレラ | ホワイト | 3〜4万km | ¥4,664,000- |
2010年 | 911カレラ | ホワイト | 7〜8万km | ¥4,302,000- |
2009年 | 911カレラ | ホワイト | 3〜4万km | ¥4,428,000- |
2008年 | 911カレラ | ホワイト | 4~5万km | ¥4,354,000- |
2007年 | 911カレラ | ブルー | 3〜4万km | ¥3,196,000- |
2000年 | 911カレラ | ブルー | 7〜8万km | ¥2,692,000- |
1996年 | 911カレラ | パープル | 6〜7万km | ¥5,963,000- |
1995年 | 911カレラ | シルバー | 4〜5万km | ¥8,113,000- |
1991年 | 911カレラ | ホワイト | 0〜1万km | ¥5,472,000- |
1986年 | 911カレラ | ホワイト | 5〜6万km | ¥6,890,000- |
911の新車購入価格は、約1250万円~2700万円となっていますが、911カレラの査定価格の事例をみると1~2年では約10~20%程度の値落ちでとどまっていました。
2017年式の911カレラは新車購入時で1300万円くらいですが1~2年で1070万円と残価率が約82%となっています。
だいたいの車は、新車購入後から1~2年で30~40%くらい値落ちしますが、911カレラは18%しか値落ちしていません。
またそれぞれ、2013年(5年落ち)の911カレラは、新車購入で1200万円が残価率約64%、2008年(10年落ち)のクアトロポルテは、新車購入で1200万円が残価率約36%、2000年(18年落ち)でも270万円の買取実績があります。
これをみると、911のリセールバリューは、非常に高いといえます。
911の残価率目安
【1~2年】82% 【5年落ち】64% 【10年落ち】36%
1997年以前のモデルは高値で取引されている?
911モデルは、1997年まで空冷エンジンでそれ以降は、水冷エンジンに切り替わりました。
現在では、1997年以前の空冷ポルシェは希少性があり、日本だけではなく、欧州で人気があるため相場が高騰しているのです。
空冷ポルシェより水冷ポルシェの方が性能や加速性も良くなっていますが、空冷ポルシェのハンドル操作、ブレーキなどの質感、エンジン音が今の水冷にはないため高値で取引きされています。
モデルや査定する業者によっては、1000万以上の査定価格がつくこともあります。
ポルシェ911の売却をご検討の方は複数の業者に査定を依頼すると、より高値での売却が期待できるのでおすすめです。
【査定価格事例】 ポルシェ カイエン
カイエン 【査定時期:2018年9月~2019年1月】
年式 | グレード | ボディカラー | 走行距離 | 査定価格 |
2018年 | カイエン | ブラック | 0〜1万km | ¥5,832,000- |
2017年 | カイエン | パール | 0〜1万km | ¥5,719,000- |
2016年 | カイエン | ホワイト | 2〜3万km | ¥4,541,000- |
2015年 | カイエン | パール | 1〜2万km | ¥5,184,000- |
2014年 | カイエン | ホワイト | 2〜3万km | ¥3,580,000- |
2013年 | カイエン | ブラック | 4~5万km | ¥3,596,000- |
2012年 | カイエン | ホワイト | 3〜4万km | ¥4,024,000- |
2011年 | カイエン S ティプトロニックS 4WD | ブラック | 2〜3万km | ¥3,830,000- |
2010年 | カイエン | ブラック | 3〜4万km | ¥1,572,000- |
2009年 | カイエン | ホワイト | 4〜5万km | ¥1,844,000- |
2008年 | カイエン | ホワイト | 6~7万km | ¥1,080,000- |
2007年 | カイエン | ホワイト | 6~7万km | ¥1,031,000- |
2006年 | カイエン | ブラック | 4~5万km | ¥ 556,000- |
カイエンの新車購入価格は、約1250万円~2250万円となっていますが、査定価格の事例をみると1~2年では約40%値落ちしています。
2017年式のカイエンは新車購入時で970万円くらいですが1~2年で580万円と残価率が約60%となっています。
それぞれ、2013年(5年落ち)のカイエンは、新車購入で770万円で残価率約50%、2008年(10年落ち)のカイエンは、新車購入で676万円で残価率約20%となっています。
これをみると、カイエンは、911よりは残価率が低いですが他社メーカーよりはリセールバリューが高い傾向にあります。
カイエンの残価率目安
【1~2年】60% 【5年落ち】50% 【10年落ち】20%
【査定価格事例】 ポルシェ ボクスター
ボクスター 【査定時期:2018年9月~2019年1月】
年式 | グレード | ボディカラー | 走行距離 | 査定価格 |
2016年 | ボクスター | ブラック | 1〜2万km | ¥3,812,000- |
2015年 | ボクスター | ホワイト | 1〜2万km | ¥3793,000- |
2014年 | ボクスター | ホワイト | 2〜3万km | ¥3,750,000- |
2013年 | ボクスター | ホワイト | 3〜4万km | ¥3,524,000- |
2012年 | ボクスター | ブラック | 4〜5万km | ¥3,395,000- |
2011年 | ボクスターs | ホワイト | 2~3万km | ¥2,804,000- |
2010年 | ボクスター | ブルー | 4〜5万km | ¥2,424,000- |
2009年 | ボクスター | ホワイト | 5〜6万km | ¥2,392,000- |
2008年 | ボクスター | ホワイト | 2〜3万km | ¥2,308,000- |
2007年 | ボクスター | ホワイト | 4〜5万km | ¥1,764,000- |
2006年 | ボクスター 2.7 | イエロー | 2〜3万km | ¥2,071,000- |
2005年 | ボクスター | ホワイト | 4〜5万km | ¥1,604,000- |
現行車は「718ボクスター」ですが、査定情報がないため、2016年以前のボクスター(981)の一覧を載せています。
ボクスターの新車購入価格は、約600万円~1000万円となっていますが、査定価格の事例をみると1~2年では約40%値落ちしています。
2016年式のボクスター(981)は新車購入時で634万円くらいですが2~3年で380万円と残価率が約60%となっています。
それぞれ、2013年(5年落ち)のボクスター(981)は、新車購入で596万円で残価率約60%、2008年(10年落ち)のボクスター(987)は、新車購入で608万円で残価率約37%となっています。
これをみると、ボクスターは、911とほぼ同じ残価率でリセールバリューは非常に高いといえます。
ボクスターの残価率目安
【2~3年】60% 【5年落ち】60% 【10年落ち】37%
【査定価格事例】 ポルシェ ケイマン
ケイマン 【査定時期:2018年9月~2019年1月】
年式 | グレード | ボディカラー | 走行距離 | 査定価格 |
2016年 | ケイマン | レッド | 2〜3万km | ¥5,576,000- |
2015年 | ケイマン | ホワイト | 1〜2万km | ¥4,596,000- |
2014年 | ケイマン | ホワイト | 2〜3万km | ¥4,332,000- |
2013年 | ケイマン | ブラック | 3〜4万km | ¥3,962,000- |
2012年 | ケイマン | ブラック | 2〜3万km | ¥2,481,000- |
2011年 | ケイマン | ブルー | 4~5万km | ¥2,381,000- |
2010年 | ケイマン | レッド | 4〜5万km | ¥2,548,000- |
2009年 | ケイマン | ホワイト | 4〜5万km | ¥2,412,000- |
2008年 | ケイマン | ブラック | 4〜5万km | ¥1,439,000- |
2007年 | ケイマン | ホワイト | 4〜5万km | ¥1,586,000- |
2006年 | ケイマン | グレー | 4〜5万km | ¥1,576,000- |
現行車は「718ケイマン」ですが、査定情報がないため、2016年以前のケイマン(981)の一覧を載せています。
ボクスターの新車購入価格は、約600万円~1000万円となっていますが、査定価格の事例をみると2~3年では約20%~30%値落ちしています。
2016年式のケイマン(981)は新車購入時で682万円くらいですが2~3年で557万円と残価率が約80%となっています。
それぞれ、2013年(5年落ち)のケイマン(981)は、新車購入で612万円で残価率約65%、2008年(10年落ち)のケイマン(987)は、新車購入で661万円で残価率約20%となっています。
これをみると、ケイマンもボクスター同様の残価率でリセールバリューは非常に高いといえます。
ケイマンの残価率目安
【2~3年】80% 【5年落ち】65% 【10年落ち】20%
【査定価格事例】 ポルシェ パナメーラ
パナメーラ 【査定時期:2018年9月~2019年1月】
年式 | グレード | ボディカラー | 走行距離 | 査定価格 |
2016年 | パナメーラ | ブラック | 1〜2万km | ¥4,399,000- |
2015年 | パナメーラ | ホワイト | 1〜2万km | ¥5,380,000- |
2014年 | パナメーラ | ホワイト | 2〜3万km | ¥5,016,000- |
2013年 | パナメーラ | ブラック | 4〜5万km | ¥3,506,000- |
2012年 | パナメーラ | ブラック | 3〜4万km | ¥3,226,000- |
2011年 | パナメーラ | ホワイト | 2〜3万km | ¥3,148,000- |
2010年 | パナメーラ | パール | 6〜7万km | ¥2,277,000- |
2009年 | パナメーラ S | シルバー | 6〜7万km | ¥2,210,000- |
パナメーラの新車購入価格は、約1100万円~3000万円となっていますが、査定価格の事例をみると2~3年では約50%値落ちしています。
2016年式のパナメーラは新車購入時で1132万円くらいですが2~3年で538万円(2015年)と残価率が約50%となっています。
それぞれ、2013年(5年落ち)のパナメーラ(970)は、新車購入で994万円で残価率約35%、2009年(9年落ち)のパナメーラS(987)は、新車購入で1374万円で残価率約16%となっています。
これをみると、パナメーラはカイエンと同様に911やボクスターと比較すると残価率は低いですが、他社メーカーよりはリセールバリューが高い傾向にあります。
パナメーラの残価率目安
【2~3年】50% 【5年落ち】35% 【9年落ち】16%
【査定価格事例】 ポルシェ マカン
マカン 【査定時期:2018年9月~2019年1月】
年式 | グレード | ボディカラー | 走行距離 | 査定価格 |
2018年 | マカン GTS PDK 4WD | ホワイト | 0〜1万km | ¥8,175,000- |
2017年 | マカン | グレー | 0〜1万km | ¥6,440,000- |
2016年 | マカン | ホワイト | 3〜4万km | ¥5,384,000- |
2015年 | マカンGTS PDK 4WD | ホワイト | 1〜2万km | ¥5,604,000- |
2015年 | マカン | ホワイト | 2〜3万km | ¥4,720,000- |
2014年 | マカン | ホワイト | 4〜5万km | ¥3,977,000- |
マカンの新車購入価格は、約700万円~1100万円となっていますが、査定価格の事例をみると1~2年では約10%~15%値落ちしています。
2017年式のマカンは新車購入時で699万円くらいですが1~2年で644万円と残価率が約90%、2014年(4年落ち)のマカンは、新車購入で616万円で残価率約58%となっています。
これをみると、マカンは911やボクスターと同様の残価率でリセールバリューが非常に高いといえます。
マカンの残価率目安
【1~2年】90% 【4年落ち】58%
ポルシェのリセールバリューまとめ
ポルシェをモデル別に査定額を検証していきましたが、全体的に他の車種と比るとリセールバリューが圧倒的に高い傾向にありました。
とくに、「911」、「ボクスター」、「ケイマン」、「マカン」は、すべての自動車メーカーの中でも上位を争うレベルの残価率です。
もちろん、車の状態、売却時期によっても査定価格に変動がありますので、リセールバリューが良くても上記で紹介した査定価格から上下します。
とくに査定する業者によって価格が大きく変わってくるため、業者選びはとくに重要となります。
ココがポイント
「これからポルシェの購入を検討している方」「現在所有しているポルシェの売却を検討している方」は、次の「車を高く売却する方法」を行うか行はないかで査定額に大きく差がでますので、チェックしましょう。
車を高く売却する方法とは?
今の車を下取りに出そうと考えていませんか?
ポルシェ専門店で下取りや売却を行えば、高く買い取ってもらえるというイメージがありますが、それは必ずしも正解ではありません。
ポルシェの専門店での下取りや1社のみの査定ですと、買い取り業者は安く買い取って高く売るのが仕事ですので、どうしても査定価格が安くなる傾向にあります。
そのため少しでも車を高く売却したい場合には、一括査定の利用がおすすめです。
一括査定では、複数の業者が価格競争することによって高い査定額が期待できます。
業者側は、一括査定とわかって査定にきますので、「高く査定しないと買取ができない」という考えでいます。
そのため、必然と高値が付いてくるのです。
とくにポルシェの買取を強化している業者に査定を依頼することができれば、予想以上の査定額がつくことも珍しくありません。
査定方法は、業者が自宅に出張で査定にきてくれるので、こちらから持ち込む必要がなく手間がかからなく待っているだけです。
車を少しでも高く売却したい場合には、一括査定で査定額を比較して価格交渉を行っていきましょう。
おすすめできる一括査定サイトはこちら
一括査定サイトもたくさんありますが、私が利用している一括査定サイトをご紹介します。
私の場合は、下記の2サイトを同時に利用しています。
1サイトだけの登録よりも、複数のサイトに登録した方が高い査定額が期待できるからです。
ユーカーパックでは、2000社(2019年では5000社)の買取業者が登録しています。
一括査定サイトでは珍しい、「電話連絡、訪問査定」が一社のみでラクラクな一括査定が行えます。
1回の査定データを元に、全国の買い取り業者が、入札します。
最大、5000社が対象だから、あなたの愛車のほんとうの最高額がわかります!